Chapter4
- 「自分は役に立っている」「他人から認められている」という自己有用感が、いきいき働くスタッフ、チームを作る。
- ディズニーでは、自己有用感を仕組みで引き出している。
- ディズニーランドのカストーディアルは、ゲストを案内することで、1日100回以上「ありがとう」と言われている。
- 「ありがとう」が自然に出てくる仕組みを取り入れれば、どんなチームでも活性化する。
- リーダーは、意識して「ありがとう」の声かけを行うことが大切。
実際にどう活かすか
ディズニーでは、「3つのGive(ゴミを拾う、写真を撮る、案内をする)」という取り決めによって、自然と「ありがとう」が発生する仕組みが作られているそうです。
例えばパーク内の案内板を少なくすることで、必然的に案内をするシーンを創りだす、というようにコミュニケーションが自然と発生する環境が作られています。
接客業でなくても例えば社内で担当を決めておくことで「ありがとう」という機会が増やせそうです。開発の現場であれば開発してくれてありがとう、レビューしてくれてありがとう、といったようにできそうです。エンジニアの世界だと特に対PCのようになってしまい、コミュニケーションを取る機会が少なくなってしまうので、膨大な資料を用意するよりも人に聞くような環境を作るとかのほうが大事になってくるのかもしれませんね。
これは導入が簡単なものなので、まずは、リーダーから意識をして「ありがとう」という心がけを行うのが一番ですね。
カテゴリ: Book Reviews