Chapter3
- ブラザーシステムとは、指導役の先輩が、後輩に対して1対1で、徹底的に指導する制度である。
- スタッフのやる気を引き出すには、その人が活躍できそうな仕事を作り、小さな成功体験によって自信を与えることが大切。
- ブラザーシステムをうまく運用するためのポイント
- 公私の「私」に踏み込む。
- 適度に放っておき、考える時間を与える。
- 責任ある仕事を任せて、成長を促す。
- ブラザーシステムは、ただマニュアルを浸透させるだけではなく、個人の力を伸ばすための仕組みでもある。
実際にどう活かすか
この章ではディズニーが採用している「ブラザーシステム」に関する説明がされていました。
定期的に新しい人材をインターンとして受け入れているので、そこのところに適用ができそうです。
今まではみんなでサポートするという方針で、特に主担当といったものをつけずにやってみていましたが、これを読むとやはり主担当的な人が指導するのがよさそうです。そうすることで、指導担当側も自覚が芽生えて責任感も生まれてくるのだと思います。
また、質問があった際にはすぐに答えてしまうのではなく、考える時間を与えるのが大事なようです。「なんでそうなってると思う?」というようなかんたんな一言をかけることで、自分の頭で考えるクセが出来上がっていきそうです。
また、この本ではあえて「私」をオープンにするように伝えています。これはMe We Now理論と同じことを行っているのだと思います。
自分をさらけ出すことで、相手との共感を呼び、話を聞いてもらいやすくする、ということですね。
また、これらの活動を通して、指導役に人事権みたいなより重要な役割を与えることで、指導する側も成長できそうです。
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