マンガを通して、ディズニーのマニュアル・仕組みをどうやって実践するかが書かれています。
チャプターずつに読んだ内容をまとめて、実際に自分の職場にどうやって活かすことができそうかを考えてみます。
Chapter1
- マニュアルは、個人の能力を引き上げるものではなく、チーム全体の機能を上げるものである。
- チームの機能が低下する原因には、「ストレンジャー」「ディスリガード」「マインドレス」の3つがある。
- ディズニーのマニュアルは「誰がやっても同じ結果が出る」よう工夫されている。
- マニュアルが伝わらない原因1 :「何を」「いつ」やるかが明確でない。
- マニュアルが伝わらない原因2 :「手順」「仕上がりのレベル」があいまい。
- 伝わるマニュアルを作るには、「いつ」やるかを明確にし、「理想の仕上がり」から逆算して、作業を分解し、手順を組み立てていく。
Chapter1ではマニュアルを作る際の考え方、について触れられていました。たしかに今までこういった視点や意識でマニュアルを作ったことがありませんでした。
実際にどう活かすか
僕はいわゆるIT系の企業で自社サービスの開発に携わっていますが、その現場でどういったことに活かせそうか考えてみます。
例えば毎日「日報」を書いてもらう、という作業があるのですが、これは「日報を書く」ということを「帰る直前」というタイミングでやっています。また、手順も3ステップほどに定型化されていて、日報のフォーマットが決まっていてBookmarkletを使って自動的にそのフォーマットを生成することができるようになっています。
そういった点で日報作成マニュアルは(特に意識していなかったものの)伝わるマニュアルになっていました。
自社サービスの開発には設計・実装・レビュー・テストといったものがありますが、例えばレビューやテストは仕上がりのレベルがあいまいだったりします。
理想としてはバグがない、パフォーマンスが悪くない、といった仕上がりが期待されますが、これもCURD操作に対して整合性が取れている、アプリケーションログを見てExceptionが発生していないかチェックする、SQLログでXX秒以上のクエリが発生していないかチェックするなどのようにして落とし込めれば、誰がやっても同じ結果が出るようになりそうです。
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